介護職を続けたいと思える介護施設を作る為には?

介護施設にとって、せっかく入社して貰った介護人材が離職するのは余りに勿体無いことです。
また、日本としても2025年には37.7万人の介護人材不足が予想され、人材が辞めないような介護事業所を作っていきたい所でしょう。

労働者がずっと働きたいと思える介護施設を作る為にはどうすれば良いでしょうか?

思うに、各介護施設は、
介護職を辞めるキッカケになる事を徹底的に解決し、満足感を得続けられる環境を作れば良さそうです。

前者は、介護職を辞める動機は?対案は?で議論するとして、本ページは後者の、各介護施設で満足感をあげる方法を議論したいです。

とりあえず議論の流れとして、介護労働者は何で満足感を得るのかを考え、次いで、その満足感を得る方法を考えれば、答えが出そうです。

以下、介護労働者(21,250人)が現在の仕事を選んだ理由です。

引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 「介護労働の現状について」

少し纏めます。

■仕事起因

【やりがい系】

☆働きがいのある仕事だと思ったから。(50.1%)
☆人や社会の役に立ちたいから(29.7%)
☆生きがい・社会参加のため(12.9%)
→介護労働者にとってはちゃんと介護サービスを受ける高齢者の為になっているかが重要そう。理念や介護サービスの質の高さで対応すべきか。

■自分起因

【生きる為の手段系】

☆資格・技能が活かせるから、介護の知識や技能が身につくから。(35.5%)
☆今後もニーズが高まる仕事だから(29.0%)
☆+@:ボランディアじゃないので当然だが、「安定性や金を稼ぐ手段として。」も強そう。(※)
実際、景気が悪くなると介護職の人気が高まるという研究結果もあるので。
※参考:介護職員の方々に質問です。あなたが仕事を続ける理由はなんですか?
→介護労働者にとって、「介護職」で食っていけるか、他の職よりも生活面でメリットがあるかが重要そう。キャリアの提示とかで対応すべきか。

【好み系】

☆お年寄りが好きだから(22.9%)
→介護労働者にとって、自身が好きなお年寄りに本当に貢献できているかが重要そう。これも介護サービスの質で解決。
余談だが、お年寄りが好きになったきっかけをヒアリングすれば、これから介護職を志す方を増やす新たな方法論が出てきそう。

【仕事の条件から選んだ系】

☆自分や家族の都合のよい時間(日)に働けるから(16.0%)
☆他に良い仕事がないため。(10.5%)
→介護労働者個々人で重視する条件が異なるので、面談などを通して、ニーズや不満を把握する事で対応できそう。

【正直何処でも良かった系】

☆身近な人の介護の経験から(14.1%)
→ちょっと難しい。他の観点での介護職の良さを見出して貰えるよう気を配るとか?

上記観点をうまく満たせば、より満足感を感じて、介護を続けられそうです。

   

個人的には、介護施設がやるべき事は以下だと思う。

【仕事起因のやりがい系満足度の向上策として】

質の高いサービスで介護サービスを受ける高齢者の満足度をあげるべき。そうすれば、介護労働者自身の、高齢者に対する貢献を感じられる。さらに高齢者からの「ありがとう」の言葉をもらいやすくなる。

質の高いサービスを実現する為には、ITシステムやセンサーなどを利用したり、他事業者とノウハウを共有したり、若手の教育担当を立てて個々人の能力を向上させたりする事が有用そう。

【自分起因の生きる為系満足度の向上策として】

人事制度を確立させ、将来のキャリアを提示したり、ロールモデルを立てる事が有用そう。それから、教育によって、専門的なスキルを付けさせる事も。そうすれば、中長期的には、会社の利益になって、給料にも還元されるという好循環が生まれる。しかも、高齢者の増加で介護業界自体は当分衰退しないので、短期的ではなく、中長期的に利益を見ること自体に問題はなさそう。

とりあえず僕が考えられるのは以上です。

介護職を続けたいと思える介護施設を作る為に、他に考えられるアイデアや、考えるべき観点があれば、補足をお願いします。

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