介護職を辞める動機は?対案は?

少子高齢化で2025年には介護人材が37.7万人不足すると言われていますが、介護職の離職率は約16%と高く、離職者数はH23では約24万人です。つまり、少子高齢化であろうと、離職率を下げる事が出来れば介護人材不足は解決しうるのです。

この事を踏まえ、このページでは、介護職を辞める動機を洗い出し、どうすれば食い止められるのかを議論したいです。

ちなみに、離職率が10%未満の事業所は全体の39.9%に及ぶとの事なので、離職率を下げる為の何か再現性のある方法があるのでは、と考えています。
(参考:介護労働安定センター「平成29年度「介護労働実態調査」の結果 」,P4)

 

介護職をやめた理由を示す図は以下です。


(引用:介護労働安定センター「平成29年度「介護労働実態調査」の結果 」,P13)

2番目の結婚などの個人的な理由以外の、介護職や介護事業所起因の解決しそうな問題を転記してみました。なお、右側のカッコにはH29のデータを入れています。

1.職場の人間関係に問題があったため(20.0%)
2.法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため(17.8%)
3.自分の将来の見込みが立たなかったため(15.6%)
4.収入が少なかったため(15.6%)
5.自分に向かない仕事だったため(6.0%)

 

 

さっと対案を書いてみると以下のようになるのでしょうか?

1.職場の人間関係の問題をなくす方法。

【問題があると知る】
定期的な個人面談の機会を持つ。
自身のあり方の良し悪しについて相談する。

【対策を打つ】
仲介役か相談役を立てる。
人事移動または事業所移動を試みる。(不自然になるようなら、ローテンションが活発な文化を作り上げる。)

2.法人や施設・事業所の理念や運営のあり方への不満をなくす方法

【そもそも理念や運営のあり方が正しいと思う場合】
なぜそう思うのかを言語化する。面談の機会を設ける。
念のため、疑い、目安箱を設置する。

【理念や運営のあり方に自信がない場合。】
他の企業を真似する。勉強会を開催/出席する。
従業員に質問したり、意見を言いやすいよう目安箱を設置する。
今のあり方で良いか、介護サービスを受ける高齢者に対して満足度調査を実施する。

3.自分の将来の見込みに対して不安を持たないようにする

人事制度を設計し、キャリアパスを示す。
新人には教育担当をたて、何でも打ち明けられる存在を作る。
→これにより、先輩が自身のキャリアへの映し鏡になるので、将来をイメージしやすくなる、という効果がありそう。

4.収入に対する不満をなくす。

内部留保額が高すぎて、従業員の仕事に対して対等な金銭を払っていないか疑う。
従業員の活動のうち、生産性の低い無駄な作業が多くないか検討する。
参考:

 

5.(本当は仕事が出来ているのに)自分に向かない仕事だと自己否定させないようにする。

これは思い込みである可能性がある為、まずは相談しやすいような仕組み作りが有用そう。
また、表彰制度や褒める文化を作ることによって、自身の仕事に対して、自己肯定感を持ってもらう取り組みが使えそう。

とりあえず、僕が思いつく対案はこんな感じです。

介護職を辞める動機を潰す形で対案がある方は是非ご共有ください。

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